ドクダミ(どくだみ科)
生薬名 : 十薬(日本薬局方) | 薬用部分 : 地上部全体 |
採取時期及び調製法 六月頃、開花中の地上部を刈り取り、水洗いして少しずつ根元で束ね、風通しの良い日陰に吊るして乾燥する。ちょうど梅雨時なので、少なく束ねて素早く乾燥する。夏の土用の頃もう一度乾燥させるとよい。 | | 利用方法 ①便秘に、十薬十〜十五㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けてその都度温めて飲む(温服)。 ②腫れもの、おできに、生の葉を火で焙って、よく揉み患部に当てる。 ③ニキビ、あせもに、生の葉をすり潰し少し水を加え脱脂綿に含ませ患部に塗る。 平地の湿り気のある日陰や屋敷内の垣根の下などに繁茂する多年草。五月の末頃になると次々に独特の白い十字の苞をもつ花が咲き始める。名前の由来はその薬効、毒下しから「毒矯み」また、十薬は漢名(しゅう)の転化、十の薬効があるから等の説がある。 |
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