リンク先のPDFをご覧ください。

 リンク先のPDFをご覧ください。

抑制費計算システム（リンク）

 リンク先のPDFをご覧ください。

 リンク先のPDFをご覧ください。

 リンク先のPDFをご覧ください。

ＮＨＫ「きょうの健康」における番組放映内容

タイトル：「薬剤師との上手なつきあい方」

放送日時：平成16年10月27日（水）　20:30〜20:45（ＮＨＫ教育テレビ）

再 放 送：平成16年11月10日（水）　13:05〜13:20（ＮＨＫ教育テレビ）

リンク先のPDFをご覧ください。

リンク先のPDFをご覧ください。

紫外線との賢いつきあい方

宮崎県は一年の日照時間が２２００時間以上と多く、紀伊半島南部と共に日本で

最も太陽に恵まれています。しかし「２１世紀は環境の世紀」といわれるようにオ

ゾン層の破壊による有害紫外線の健康影響が心配されています。

   このことから、宮崎県・市の補助事業として平成１３年度より県民の保健予防と

健康増進を図るため、ＵＶ-Ｂ（紅班線量）測定と紫外線についての講演会を開催

し、  また１５年度からは、子供たちに楽しく紫外線についての知識を学んでもら

うために、紫外線について理科実験を実施しました。

 ◎平成１３年　「生活環境中の紫外線暴露と健康影響」

  　国立環境研究所環境健康研究領域疫学・国際保健研究室　室長　小野　雅司

 ◎平成１４年　「紫外線との賢いつきあい方」

   　　　　　　　　　　　　東海大学総合科学技術研究所　教授　佐々木　政子

    　　　　　「光と生体時計の基礎と臨床」

   　　　　　　　　　　　　　　宮崎大学　家畜生理学教室　助教授　村上　昇

 ◎平成１５年　「太陽紫外線を知る」

　　　　　　理科実験「紫外線の不思議なパワーをためしてみよう」

                          東海大学総合科学技術研究所　教授　佐々木　政子

                                太陽との賢いつき合い方：ポイント１０

                           写真１　写真２　写真３　動画（ＭＰＧファイル）

紫外線(しがいせん)にあたると、どうなるの？

０〜１０才のあいだはとくに気をつけないと、大きくなってからひふガンや白内障はくないしょうに

なりやすくなります。

・ 外で遊ぶあそぶときは、かならずつばの広ひろい帽子ぼうしをかぶりましょう

・ ５〜９月のあいだは紫外線が強いので、午前１０時〜午後２時の間はできるだけ

外出がいしゅつはさけましょう。

・ 長い時間外であそんだり、運動をするときは長そでのシャツを着ましょう。

太陽の直射紫外線は空中で散乱され、反射はんしゃされます。木かげにいても４０％の紫外

線をうけています。気をつけましょう！

・ プール（水の反射はんしゃ２０％）から上がったときは、バスタオルをはおりましょう。

・ コンクリート（２０％）の上であそばず、土や芝生（１０％）、木かげで遊びましょう。

・ スキーなどで、雪山（雪の反射はんしゃ８０％）に行くときはサングラスをしましょう！

　くもりの日でも紫外線は晴れた日の８０％もあります！

・ 大雨おおあめでも２０〜３０％もあります。冬ふゆのれた日と同おなじぐらいの紫外線です。

・ 木かげでも紫外線は４０〜５０％あります。

　山にのぼると紫外線は強くなります！

・ 山が高くなるほど紫外線は強くなるので、帽子ぼうしはかならずかぶりましょう！

・ 山にのぼるときは長そで、長ズボン、手ぶくろ、サングラスをしましょう。

　　　紫外線を予防よぼうする食事をしましょう！

・ ビタミンＣやビタミンＥはひふガンを防ぐ効果こうかがあります。お茶や紅茶こうちゃ、果物くだもの、大豆だいず、

緑、赤、黄色の野菜、青魚、オリーブオイルなどがひふガンの予防効果があります。

紫外線はビタミンＤをつくるといわれていますが？

・ 食事しょくじでとれているので、手や顔かおに１５分ぐらい日光があたれば十分です。

・ 母子ぼし手帳てちょうから「日光浴にっこうよく」が消え「外気がいき浴よく」になりました。

あなたのひふのタイプ（スキンタイプ）はなに？

１型のタイプの人はとくに紫外線に気をつけて、生活せいかつをしましょう！

熱中症ねっちゅうしょうにならないよう注意ちゅういしましょう！

熱中症になるとあせがでなくなり、だっすい症状しょうじょうをおこし頭痛ずつうがしたり、いしきがも

うろうととしてきて、けいれんをおこすこともあります。

熱中症と思ったら、すぐに水分すいぶんをとりからだを氷などで冷やしひやし病院びょういんへ行きましょう。

・ 気温きおんが３０度どをこえるような日は長い時間炎天下えんてんかにいない。

・ かならず帽子やかさをよういする。

・ 水分のとるようにする。

・ 木かげで休憩きゅうけい

関 連 リ ン ク

紫外線保健指導マニュアル（環境庁）

        紫外線予報

紫外線情報（ウェザーニュース）

  　　　　バイオウェザー予報（国土環境株式会社）

  　　　　ＵＶ生中継（資生堂）

        日焼けを上手に防ぐための基礎知識（カネボウ） 

第１３回　「薬用植物をたずねて」見学会のお知らせ

　健康志向の言われているなか、薬草に興味を持たれる方も多くなってきています。薬草の正しい見分け方や利用方法について、「宮崎の薬草」の筆者達が植物が実際に自生している場所で指導いたします。

日　　時：平成１４年９月２２日（日）　午前８時〜

場　　所：御池キャンプ場入口周辺

特別講師：村上光太郎先生（徳島大学薬学部）

参加費用：１，０００円（昼食は各自で持参）

応募人数：１５０名（先着順）

応募方法：ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、参加回数（班分けの参考にいたします）を明記の上、９月１３日（金）までに下　記宛お申し込みください。　

〒８８５−００１４　都城市祝吉町５７８７−１

（社）都城市北諸県郡薬剤師会

 リンク先のPDFをご覧ください。

『薬物乱用防止』

神 戸 大 学 発 達 科 学 部

石     川     哲     也

薬物乱用は今なぜ問題になっているのか

　　覚せい剤乱用により検挙される人員は、平成２年から平成６年までは１万５千人前後で堆移していたが、平成７年より増加しはじめ、平成９年には１９９３７人にもなるなど、第三次乱用期に入ったといわれています。第三次乱用期の特徴的なことは、中・高校生の補導人員が急増していることです。中・高枚生の薬物乱用による補導人員は、平成５年から増加しはじめ、平成８年には高校生では、２２０人となっており、平成９年には２１９人と横ばいにはなったものの、中学生は平成８年の２１人に対し平成９年は４３名となるなど、倍増しており、低年齢化を示しています。その後、教育や取締が強化されたため減少傾向が見えましたが、平成１２年の１〜６月の検挙者数は中高枚生とも前年度の上半期の倍近くになってます。

このため、我が国では薬物乱用防止５カ年戦略を策定し、国を上げて薬物乱用問題に対し取組んでいます。  

薬物乱用は、なぜいけないのか（青少年問題を中心として）

　　覚せい剤を中心とする薬物は、脳に作用し、人の行動や健康に大きな影響を与えます。また、薬物の売買は、莫大な利益をもたらすため、それに関係している暴力団の資金源となり、社会の安全に脅威を及ぼします。

薬物の有害性・危険性の本質は、依存にあります。依存とは、薬が切れたときに、薬を使用したときの感覚をまた味わいたいと思ったり、いようのない疲れを感じたり、手足が震えたり、汗が出たり吐き気がしたりして体や心が薬を頼るようになり、薬を止められなくなります。このため、薬を手に入れることと薬を乱用することが中心の生活になり、社会生活が円滑に送れなくなります。また、乱用を続けると、精神病の状態となり、幻覚や妄想が現れます。このための凶悪な犯罪も起きています。さらに恐ろしいことには、いったん精神病の状態になると、その記憶は脳に残っており、治療を受けて正常な状態に戻ったと思われていても、酒を飲んだり、ストレスを感じたりした場合に、突然幻覚や妄想が現れることがあります。つまり、潜在的に乱用者の脳に残ってしまうのです。

青少年の薬物乱用か問題となるのは、青少年期はまさに人格の形成期です。個人個人が楽しいことや苦しいこと悲しいことなどいろいろな経験をして、自分の価値観を作り上げていく時期です。それらの経験こそが人格を作り上げる基になるのです。自分の価値観を形成し、それらが社会とうまく合わなくて、壊されていく。また、創りあげるという、形成と崩壊の過程をなんども経て、人格というのは磨かれていきます。

しかし、薬物は、そうした経験からの逃避に使われます。また、薬物中心の生活になるとそうした経験を経ないで成人となります。このような場合、人格の形成が遅れたり、まったくなされていない場合があります。ひどい場合は無動機症候群といって何もする気がない状態になります。青年期の薬物乱用は、このような特有の現象があり、これらは、大人になってからは獲得できない資質であり、治療は非常に困難となります。

青年期の薬物乱用が非常に問題視されるのはこのようなことからです。  

薬物に対して青少年は、どのように感じているか。

　　文部省は、薬物乱用防止教育を効果的に進めるため、全国の小学校５年生から高等学校３年生まで約８万人を対象に「児童生徒の覚せい剤等の薬物に対する意識等調査」を実施しました。

私が、最もショックを受けたのは、児童生徒の「薬物に対する考え」の調査です。

薬物を使用することについて「他人に迷惑をかけていないので使うかどうかは個人の自由である」及び「心や体への害がないのなら一回ぐらいは使ってもかまわない」と思う児童生徒が学年があがるに連れて増加し、高校３年の男子では、２０％に達するなど、薬物を容認するような態度が見られました。

この調査から、分かったことは、学年が上がるほど、児童生徒の薬物に関する学習経験が豊かであり、薬物に対する使用・所持に対する法律に関する正しい知識や危険性・有害性に関する認識を持っているにもかかわらず薬物に対する罪悪意識は低く、薬物に対する容認的な態度を示すようになっています。このため、薬物乱用防止対策を進めていくためには、正しい知識を普及するとともに、薬物乱用は絶対にしてはいけないし、許されないことだとの認識をもち、薬物に手を出さない態度を身につける必要があることが分かりました。

私の学枚は、「乱用者がいない」ので薬物乱用防止教育はいらないとの考えは間違っていることは明確です。

＊こちらは宮崎県薬剤師会に寄せられました石川哲也先生の文章より引用させていただきました。