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ムラサキシキブ


ムラサキシキブ(クマツヅラ科)

生薬名  : 紫珠
薬用部分 : 

採取時期及び調製法
春から夏、必要時に摘んで水洗いしそのまま用いる。
 
利用方法
寄生性皮膚病に、生の葉をすり潰して絞った汁を患部に塗る。
山地の林縁や路傍に自生する樹高一・五〜三㍍の落葉低木。葉は枝に対生し初夏、葉の付け根に淡紫色の小花をむらがりつけるが、あまり目立たない。秋球形の果実が紫色に熟した姿が美しいので紫式部の名がついた。南太平洋の島では、この茎葉の汁を流して魚をとると言われ、魚毒作用があるらしい。これより少し小型のコムラサキは庭によく植えられ、同様に用いる。また、林内には、ムラサキシキブに比べると花や果実の付きが少なく割と地味な感じで、枝葉に短毛が密生したヤブムラサキがある。


 

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