トウネズミモチ(モクセイ科)
生薬名 : 女貞子 | 薬用部分 : 果実(女貞子)・葉 |
採取時期及び調製法 果実(女貞子)は十二月頃黒紫色に熟したときに採って水洗いし日干しで乾燥する。葉は随時必要なときに採って使う。 | | 利用方法 ①胃炎などに健胃薬として、生の葉三十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 ②強壮に、乾燥した果実百㌘をホワイトリカ−一・八㍑に漬け約二ヶ月後から好みの甘味を加え杯一〜二杯を飲む。 ③皮膚疾患全般に、浴用料として用いる。 中国原産の常緑樹で、街路樹としてよく植えられる。五月頃白色の小花を枝先に集めてつける。果実は楕円形で冬に黒紫色に熟す。日本に自生するネズミモチも同様に使うが、よく似たものにイボタノキがあるが代用にはならない。果実の形がネズミの糞に、また葉がモチノキに似ているのでネズミモチ。唐の国から来たのでトウネズミモチと呼ぶ。 |
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