漢方薬と民間薬
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■質問■ 漢方薬と民間薬の違いについてお教えください。 |
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よく「どくだみ」や「げんのしょうこ」を煎じて飲んでる方に、漢方薬を服用していると思っている方が多いようですが、これは民間療法の民間薬で、草根木皮を煎じて服用する方法は同じですが、漢方薬は中国で発達したもので、漢方医学的な診察を行い病人の訴えてる症状を『証』にのっとり、その処方を選び調剤し与える病気の治療薬です。 |
 ■回答■ |
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■質問■ 例えばどのような漢方薬がありますか。 |
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例えば、『葛根湯』という漢方薬がありますが、これは何も風邪だけに効く薬ではなく、『葛根湯の証』、つまり、比較的体力があり、頭痛がして、首筋から背中にかけてこわばりがあり、汗が出なくて寒気がする症状の方に効くお薬です。ですから、五十肩や神経痛の方であっても、この症状に合っていれば『葛根湯』を服用してよいわけです。 この様に漢方薬は『証』という適応条件にそって、数種類の薬草を調合し病気を治療するもので、経験の根底に理論があるのです。 |
■回答■ |
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■質問■ それでは、民間薬はどうでしょう？ |
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民間薬は、民間療法として、日本で発達した物が多く、言い伝えによっていろいろの病気に自分自身が適用して、効果を出す薬です。ですから、一種類の単剤を使用することが多く、効果の方も一般的で漠然として用法も、ただ経験的で理論もないのが普通です。 |
■回答■ |
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■質問■ 民間薬は民間と名のつくように身近に感じますね。 |
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そうですね。民間薬といわれている物をみると、我々の身近にあるものが多く、時には食物として、食べている物であったり、とにかく容易に手に入りやすい物が多いですね。また、その作用も激しくなく、用法用量が間違っても危険のないものが使われています。 民間薬は民衆の生活から生まれてきたものであり、民衆とともに生き民衆とともに少しずつ発展し、また、改良されて温存されてきたお薬だといえますね。 |
■回答■ |
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ありがとうございました。 | |
