睡眠薬について
■質問■ よく、「薬とアルコールを一緒に飲んではいけない」、特に睡眠薬は絶対にダメだと言われますが、 睡眠薬とアルコールを一緒に飲んだらどうなるのでしょう? |
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睡眠薬の最も重要な副作用はアルコールのような鎮静作用のある物質と同時に飲んだ場合に起こります。たとえばお薬が効きすぎたり、普段からは考えられないような抑制がとれた言動やあるいは呼吸抑制といったことすら起こる危険性があります。 又、アルコールの併用で服薬直後、夜間覚醒時、覚醒後一定時間の出来事を覚えていないといった健忘症状が現れることもあります。 |
■回答■ |
■質問■ そうですか。睡眠薬とアルコールを一緒に飲むと、 呼吸が抑制されたりする程のこわい症状が起こったりするのですね。 |
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そうです。だから睡眠薬に限らず、絶対にアルコールと一緒にお薬を飲むのはやめましよう。 |
■回答■ |
■質問■ わかりました。 ところで、なるべく薬に頼らずにぐっすり眠りたいと思うのですが、 良い睡眠をとるための生活上のポイントは何かありますか? |
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まず、 (眠れないからといって)あまり神経質になりすぎないことです。 ・眠くなってから床にはいること ・音楽を聴いたり、ぬるめのお湯につかる等リラックスすること ・眠る前の読書など習慣にしていることがあれば是非続けること などを心がけてみて下さい。 それから 夕食時以降の刺激物(コーヒーや紅茶等〉を多く取らないこと 空腹で眠れないときは、ミルクなど消化のよいものを摂ること。 高齢者は日中の居眠りや昼寝等をさけ、できるだけ体を動かすように促して、夜間にぐっすり眠れるようにする。又、寝室空間を静かにしたり、明かりが漏れないように工夫するなども必要です。 |
■回答■ |
■質問■ 眠れないと「寝なきゃ寝なきゃ・・・」とあせってしまってなおさら眠れなくなることも多いのですが、それがいけないのですね。 それでは最後に、現在睡眠薬を飲んでいる方へ、ワンポイントアドバイスをお願いします。 |
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今、一般に睡眠薬と呼ばれるものは比較的安全性が高く、医師の処方の指示に従って、服薬する限り、副作用等の心配をする必要はありません。眠れるようになれば、徐々にお薬の量を減らしていきますので、自分の判断で突然飲むのをやめたりしないで下さい。 又、少しでも疑問や不安がある方はそのままにしないで、かかりつけ薬局の薬剤師に相談することが大事だと思います。 |
■回答■ |