軟膏剤について
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一口に軟膏剤と言っても実際には様々な種類があります。その中でよく使われるものには、炎症を抑えるもの、菌やカビを殺すもの、皮膚を保護するもの等があります。 |
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■質問■ 軟膏剤を使用することのメリットとデメリットは何ですか? |
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軟膏剤は、投与が簡単であり、また直接病変部に薬を投与することにより他の部分に及ぼす影響を最小限にとどめることができるというメリットがあります。逆に欠点としては、ベタつき等の不快感や、使用部位によっては衣服について取れやすいことなどがあげられます。 |
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■質問■ 塗り薬を使うと必ずベタつくのですか? |
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塗り薬には軟膏以外にも、クリームやローションなどがあります。一般に軟膏は保湿効果が高い反面ベタつきやすく、クリームは使用感はよいが軟膏に比べ刺激が強い、またローションは液体なので使いやすいが軟膏・クリームに比べると治療効果が劣るなどの特徴を持っています。 実際には、これらの特徴をふまえて病変部の状態や塗る場所に適した塗り薬が処方されます。ベタつきなどの気になることがある場合は、医師に相談してみると良いでしょう。 |
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■質問■ 実際、どのように塗れば良いでしょうか? |
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軟膏剤を使うときには「擦り込むように塗る」とよく言いますが、あまり強く擦り込むと摩擦によって患部に刺激を与えてしまいますので力を入れすぎないでまんべんなく薄くのばすようにして塗ってください。 |
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■質問■ 軟膏剤は1日に何回使うのがよいですか? |
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多くの軟膏剤では、通常1日2〜3回塗るようになっています。 しかし、薬の種類や患部の状態に応じて使用回数が変わってくるので医師・薬剤師の指示に従って使用してください。 また市販の軟膏剤の場合は、説明書をよく読んで決められた回数を守って使用してください。 |
■回答■ |
■質問■ 保存の仕方は、どういう点を注意すればよろしいでしょうか? |
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大部分の軟膏剤は室温での保存で問題はありません。ただし一部には湿度管理の必要なものもあります。また使用しないときは容器の蓋をしっかり閉めておくことが大切です。 長期間保存しておいた軟膏は外観が変化している場合には使用しないようにして下さい。 |
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■質問■ 病院からもらって余った軟膏剤を使っても良いですか? |
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病院でもらう軟膏剤はその時の患者さんの症状に合わせて処方されています。 そのため余った外用剤を他の症状あるいは他の人に使用しても効果が見られなかったり、逆に悪化する場合などもあります。余った軟膏剤を安易に使うのは避けて下さい。 最後に軟膏剤は比較的に手軽に使うことができる薬です。 しかし適正な薬を正しい使い方で使わないと十分な効果を得ることはできません。 医師・薬剤師の指示をよく聞き正しく使うようにして下さい。 |
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