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テイカカズラ


テイカカズラ(キョウチクトウ科)

生薬名  : 絡石
薬用部分 : 茎や葉

採取時期及び調製法
初夏、花の咲いている頃に茎葉をとり、水洗いして小さく刻み日干しで乾燥する。
 
利用方法
扁桃腺炎、喉の痛み、関節痛に、乾燥品五〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。
生け垣や大きな木などを這い登っているのをよく見かける常緑のつる植物葉の形は細長いものや楕円形のものなどさまざま。茎を切ると白い乳液をだす。初夏、白色で風車のような形の花を咲かせ、微かに芳香をただよわせる。花後、さや状の細長い果実をつけ、秋にさやが割れて白い綿毛のついた種子が飛び出す。藤原定家の墓に生えていたところから定家葛(ていかかずら)の名がついたとか。薬にする茎葉(絡石)は石に絡みついているものがよいと言われている。


 

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