クララ(マメ科)
採取時期及び調製法 七〜九月、花が終わりかけた頃根を掘りあげ細根を除き水洗いして、外皮を剥いで日干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①慢性の湿疹やあせも、疥癬に、乾燥した根約二十㌘を煎じた液で患部を洗う。②鎮痛、解熱又は健胃の目的で、乾燥品三㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。但し、中枢抑制作用のあるアルカロイドを含むので内服の用量には充分注意する。 日当たりのよい原野や道端に自生する多年草。茎は丸く、茎葉共に細かい毛が生えている。六月から七月頃フジの花に似た蝶形の淡い黄色や微紅色の花を多数つける。花後ササゲに似て長く伸びた豆果をつける。目もくらむほど根が苦いということからクララ。慢性の皮膚疾患などに使われる消風散などの漢方薬にも配剤され、家庭薬の原料としても広く用いられている。 |
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