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ゴマ


ゴマ(ゴマ科)

生薬名  : 胡麻
薬用部分 : 種子

採取時期及び調製法
八〜九月の果実が熟した頃、地上部を刈り取り日干しにし、開裂した果実から出てきた種子だけを集めて日干しで干しあげる。
 
利用方法
滋養強壮に、胡麻を軽く炒ってすり鉢で擦り、ご飯にかけたり和え物に混ぜたりして食べる。
インドやエジプト地方原産の一年草。日本へは天平時代に中国より伝わったと言われ、江戸時代までは高価な食用作物だった。草丈約一㍍で、茎は四角く直立する。五〜九月に葉腋に白色或いは紅色、紫色の唇形花をつける。種子の色により、白色を白胡麻、黄色を金胡麻、黒色を黒胡麻と言う。薬用には黒胡麻が用いられ漢方薬に配剤される。中国の古典では、黒胡麻は黒髪をよみがえらせるとあるので、若白髪の人は黒胡麻を常食してみては?


 

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