クリ(ブナ科)
生薬名 : 栗毛毬(いが)・栗葉 | 薬用部分 : いが、葉、樹皮 |
採取時期及び調製法 樹皮は秋、ひと握り以上の太さの枝や幹を切り皮を剥ぎ、水洗いして水気を切り小さく刻んで日干しで充分乾燥する。いがも秋、中の果実を除いて水洗いし日干しで充分乾燥する。葉は生い茂った夏に集めて水洗いし水気を切って日干しで乾燥する。 | | 利用方法 あせもやうるしかぶれの時に、乾燥した葉ひと握りを五百㍉㍑の水で煮出し、液を冷やしてから患部を洗う。いがなら二個くらい、樹皮ならその半分量を同じように使う。 山地の林内に生える落葉高木だが、栗の実をとるため果樹として植栽される。雌雄同株で、六〜七月頃細長い花序に淡黄白色の小花をぎっしり咲かせ、特有のにおいがする。秋の行楽のおやつに栗の実は欠かせない。葉、いが、樹皮いずれにもタンニンを多く含み収れん消炎作用がある。 |
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