カラスビシャク(サトイモ科)
採取時期及び調製法 六〜七月の花が咲いている頃に塊茎を掘りあげ、根を除き、塩水につけて皮を剥ぎ、日干しで充分乾燥する。 | | 利用方法 胃炎、悪阻のときなどの吐き気止めに、半夏十〜二十㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。生姜を同量加えて煎じてもよい。 山野の路傍や畑地のやや湿り気のあるところに自生する多年草。地下の球茎から地上に長い葉柄をだし、小葉三枚の葉をつける。小葉の付け根にむかごが生じる。初夏、球形から長い花柄を出し緑色或いは紫緑色の苞に包まれた奇妙な形の花をつける。塊茎にヘソがあり、形が栗のようなのでヘソクリとも言う半夏の粉末をそのまま飲むと口唇粘膜を刺激してえぐみが長く残るので、必 ず煎じて飲む。煎じる事でえぐみは消失する。 |
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