カギカズラ(アカネ科)
生薬名 : 釣藤鉤・ 釣藤・ 鉤藤 | 薬用部分 : 鉤のついた部分の茎 |
採取時期及び調製法 八〜九月、つるを刈り取り、鈎がついた所の上下二、三㌢を含んだ部分を切りとって水洗いし、日干しで乾燥する。 | | 利用方法 頭痛やめまいの時に、釣藤鈎三〜六㌘を一回量とし、水三百㍉㍑で半量になるまで煎じて飲む。 山地の陰湿な林内や渓流沿いに自生するつる性の木。茎は長く伸び、葉は対生する。葉のつけ根のすぐ上に小枝の変形した鈎が一〜二個ついている様子に興味をひかれると共に、この鉤だけを薬に使った先人の知恵と工夫に驚かされる。夏、若い枝の葉腋に多数の小花を球状につける。釣藤鈎は、鎮静・鎮痙・解熱の目的で抑肝散や釣藤散などの漢方製剤に配剤される。県内では鈎の様子からか、ネコヅメカズラ、ネコノツメカズラ等と呼ぶ所もある。 |
|
|
|
|
|