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カキドオシ


カキドオシ(シソ科)

生薬名  : 連銭草
薬用部分 : 地上部全体

採取時期及び調製法
花期(四月頃)にはまだ茎がのびきっていないので一番収量の高い六〜七月頃に取り水洗いした後、日陰で風通しのよい所に広げて乾燥する。
 
利用方法
①子供のかんの虫に、乾燥したカキドオシ五〜十㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、三回に分けて飲ませる。②利尿薬として、乾燥したもの約十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けてその都度温めて飲む。最近糖尿病に良いと人気の薬草の一つ。
山野の林縁、路傍などに自生する多年草。茎は地を這い、四月初旬から立ち上がるように伸び、淡紫色の唇形花を数個つける。梅雨があける頃、茎が長く伸び垣根を越えて繁茂する様子から垣通(かきどおし)、また、茎に対生に連なる葉の様子を銭に見立てて連銭草、中国では金銭草。その薬効から疳取草の名もある。


 

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