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キカラスウリ


キカラスウリ(ウリ科)

生薬名  : 栝楼仁・栝楼根(日本薬局方)
薬用部分 : 種子・根

採取時期及び調製法
種子は秋に熟した果実をとり、水中でつぶして種子だけを集め日干しで乾燥する。根は、晩秋地上部が枯れた頃堀りあげ、外側の皮を剥ぎ、日干しで充分乾燥する。
 
利用方法
解熱・せき止め・利尿・催乳に、根十〜十五㌘を、また、種子なら五〜八㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。
日当たりの良い山野に自生するつる性の多年草。果実は黄色に熟す。夏、花冠の縁が糸状に裂けた独特の白い花を夕方に開き、日の出とともにしぼむ。類似植物のカラスウリは葉の表面に白毛が密生しているが、キカラスウリには毛が少ない。栝梠根(乾燥した根)は、止渇、排膿等の目的で漢方処方に配剤されるが民間ではあまり服用しない。むしろ、根からとれたデンプンを天花粉といって、あせもに外用する。


 

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