キツネノマゴ(キツネノマゴ科)
採取時期及び調製法 八〜九月の花が盛んに咲いている頃に地上部を刈り取り、生のまま使う。または、よく水洗いして陰干しでよく乾燥する。 | | 利用方法 ①関節が痛いときに、生の地上部を適当量煎じ出し、適温にさまして患部を浸すか、布に含ませて湿布する。冬期、体が冷えて痛むときは、乾燥品を浴用料として二握りくらいを布袋に入れて風呂につけておき、全身浴する。②風邪の時の解熱や喉の痛み止めに、乾燥品十〜十五㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一回百㍉㍑ずつを一日三回飲む。 荒れ地や道端、庭先などに自生する一年草。葉は対生し、八月頃、枝先に淡紅紫色あるいは白色の唇形花を咲かせる。花穂の様子を子狐のしっぽに見立ててキツネノマゴの名がついたらしい。中国の古典「神農本草経」にも収載され古くから使われていたものである。 |
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