キランソウ(シソ科)
採取時期及び調製法 四〜六月、開花中の地上部を摘みとり、水洗いして水気を切り日干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①鎮咳・去痰に、乾燥したキランソウ五〜十五㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 ②腫れ物、おできの排膿に生の葉の絞り汁を患部につける。 山野の路傍、土手や庭によく見かける多年草。茎は四角で、地面を這うように伸び、春から夏にかけて濃紫色で唇形のかわいい花を数個咲かせ、まるで紫の座布団の様だ。別名「地獄の釜(かま)の蓋(ふた)」は地面を覆うように生えている様子からそう呼ばれる。また、解熱、下痢止め、神経痛、高血圧などに良いと言われ使用範囲が広いことからイシャイラズとかイシャダオシ、ゲカダオシなどとも呼ばれている。 |
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