コノテガシワ(ヒノキ科)
採取時期及び調製法 種子は秋に熟した果実を摘みとり、たたいて出てきた種子だけを集め、日干しで乾燥する(柏子仁)。葉は必要時刈り取って水洗いし水気を切って小さく刻み日干しで乾燥する(側柏葉)。 | | 利用方法 ①強壮に、乾燥した種子を一度軽く鍋で炒り、ミキサー等で粉末にしたものを、一日量五〜十二㌘とし三回に分けて水で飲む。②下痢には乾燥した葉五㌘を一回分として水二百㍉㍑で半量になるまで煎じて飲む。③不眠や疲労時に、枝葉を浴用料として用いる。 中国東北部から朝鮮半島にかけてが原産地の常緑高木で、日本では庭木用に植栽される。雌雄同株。春、白色の小花を咲かせ、秋に球形の果実をつける。葉の様子がちょうど子どもが掌を広げたように見えるので「児手柏」の名がある。 |
|
|
|
|
|