タラノキ(ウコギ科)
採取時期及び調製法 十〜十二月、根を掘りあげ、水洗いして根の皮を剥ぎ日干しで乾燥する。 | | 利用方法 糖尿病に、①乾燥して小さく刻んだタラノキの根皮十〜二十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②タラノキの根皮、連銭草(カキドオシ)、枇杷葉各五㌘、いずれも乾燥したものを同じ方法で煎じて飲むのも古くから知られている民間療法のひとつ。薬効は根皮の方が良いとされ、幹皮は五割増しの量を用いる。 山野の林縁や路傍に自生する落葉低木。茎や葉の付け根等全体に鋭いトゲがある。春に出る若芽は山菜として有名で、多くの油脂、蛋白質を含み栄養的にも価値が高い。葉は四方に傘のように突き出している。葉にトゲのないものをメダラと呼んでいる。花は七〜八月に無数の白い小花をつけ、秋に小さな黒い実を結ぶ。 |
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