ノダケ(セリ科)
採取時期及び調製法 十〜十一月、開花期から花が終わる頃に根を堀り上げ水洗い後日干しにする。 | | 利用方法 ①鎮咳、去痰、解熱鎮痛に、乾燥品十㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日二〜三回に分けて飲む。 ②冷え症、神経痛に保温・保湿の目的で、陰干しした葉を浴湯料として用いる。 山野によく自生する多年草。地下にはゴボウ様の曲がった根があり分岐している。茎は直立し、上部の葉柄は紫褐色を帯び、九〜十月頃茎の上に暗紫色の小花を集めてつける。稀に白花のものがあり、シロバナノダケと呼んでいる。全体に特有の芳香があり、セリ科の特徴を感じる。名の由来は野原等で高く目立つため、野竹、野丈、野高等から転化したとの説がある。 |
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