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ナガバノモミジイチゴ


ナガバノモミジイチゴ(バラ科)

生薬名  : 木苺
薬用部分 : 果実

採取時期及び調製法
五〜六月頃、熟した果実を摘んで軽く水洗いし、生のまま使う。
 
利用方法
滋養強壮に、イチゴ酒を作り毎晩三十㍉㍑程飲むとよい。果実を新鮮なうちに約三倍量のホワイトリカ−に漬け、少量の氷砂糖を加え、約二ヶ月後に濾して冷暗所に保存する。
山野の林縁や平地のやぶ等日当たりのよい所に自生する落葉小低木。枝には鋭い刺が多く、つる状に長く伸びる。葉はモミジの葉を長く引き延ばした様な形で葉の縁には鋭い鋸歯がある。春、葉腋に白色の五弁花を一個ずつ下向きに付け、初夏、果実が黄色く熟し大変おいしい。県内のイチゴの仲間で果実が黄色く熟すのは本種だけ。クサイチゴ、ナワシロイチゴ、クマイチゴ、フユイチゴ等はみな赤く熟す。


 

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