ナルコユリ(ユリ科)
採取時期及び調製法 十〜十一月、地上部が枯れ始めた頃根茎を掘りあげ、水洗いして日干しで乾燥する。喉を刺激するので必ず乾燥した物を使う。 | | 利用方法 滋養強壮薬として病後の体力回復などに、①根茎五〜十㌘を水五百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②乾燥した根茎二百㌘をホワイトリカ−一・八㍑に漬け、好みによりグラニュ−糖約三百㌘を加えて半年後かすを去り、一回二十㍉㍑くらいずつ飲む。 山野や原野に自生する多年草。山地の樹下に比較的良く見られ、五月の中旬頃に白い小花をつけ始める。名前の由来はその列なって垂れて咲く花の姿が鳴子のようであり、葉はユリに似ているところから鳴子百合。中国の古典によると、「黄精は、体力を培養し、白髪を蘇らせ歯の落ちたるを生えかえらせる。」とある。 |
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