ナツメ(クロウメモドキ科)
採取時期及び調製法 十月頃、紅く熟した果実を摘んで、水洗い後軽く湯通しして日干しで乾燥する。 | | 利用方法 滋養、強壮に、また、疲れて神経がたかぶっているときに、乾燥した果実三〜五㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 南ヨーロッパ原産と言われ、中国を経て伝わった落葉高木で、古くから栽培されていた。初夏の頃にようやく芽が出るので夏芽(なつめ)の名がついたらしい。夏、葉脇に淡黄色の小花をつけ、秋に果実が赤褐色に熟す。熟した果実は甘味とわずかな酸味があり美味しい。冬には小枝と共に落葉する。大棗は、中国の古典「神農本草経」の上品に収載される重要な薬で、緩和、鎮静、強壮補血の目的で多くの漢方薬に配剤される。 |
|
|
|
|
|