イチジク(クワ科)
採取時期及び調製法 八〜九月頃、熟した果実を摘み採り、水洗いして日干しで充分乾燥する。 | | 利用方法 便秘に、また、喉が痛いときに、乾燥した無花果十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 小アジア原産の落葉小高木で、庭先や路傍に植えられる。葉質は厚く、傷つけると白乳汁をだす。雌雄異株だが、日本で栽植されるのは雌株のみ。初夏、葉腋に卵形の花のうをつけ、内側にたくさんの白色小花をつけるが外からは見えない(隠頭花序)。果実は熟すと暗紫色になり、果肉は甘くて美味しい。葉や枝を切った時に出る白乳汁をいぼにつけるといぼが取れると言って使うところもあるが、アレルギー体質の人はかぶれやすいので注意した方がよい。また乾燥した葉を浴剤にすると体が温まり、神経痛、リウマチ、冷え症によいとも言われる。 |
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