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イヌビワ


イヌビワ(クワ科)

生薬名  : イヌビワ
薬用部分 : 葉、小枝、果実

採取時期及び調製法
葉や小枝は、四〜十月の葉が付いている時ならいつでもそのまま使う。果実は、九月頃熟した時に摘みとり水洗いして、生のまま使う。
 
利用方法
①イボ取りに、葉や枝を切って出る白い乳液を一日数回つけると良い。②滋養強壮に、薬用酒を作る。黒紫色に完熟した果実を新鮮なうちに倍量の三十五度のホワイトリカ−に漬け、二ヶ月後に濾して冷暗所に保存する。甘味は加えなくてよい。毎晩あるいは疲れた時に三十㍉㍑程飲むとよい。
平地や低山地の林の中や縁に自生するクワ科の落葉低木。四〜五月頃、本年枝の葉腋に花のうが一個ずつ付き秋になると黒紫色に完熟し食べられる。イチジク等と同じ仲間で葉や枝を切ると切り口から白い乳液がでる。かぶれ易い人は注意する。


 

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