イタドリ(タデ科)
採取時期及び調製法 十〜十一月の葉が枯れる頃、スコップなどで根を掘りとり、細根を取り除いて水洗いし、日干しで充分乾燥する。 | | 利用方法 便秘に、また、むくんだ時の利尿に、虎杖五〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 山野の林縁や草原、海岸の近くや川の土手などいたる所に群落をなして自生する多年草。夏、草丈が一〜一・五㍍にも成長し、白い小花を密生させ、十月頃には三翼をもつ白い果実がよく目立つ。三月頃に出る細いタケノコに似た新芽は、少し酸味があって美味しい。だが、戦時中には葉を乾燥させ、タバコの代用品にしたというちょっと悲しい話も聞く。茎が真っ直ぐ杖の様で、虎の背中の模様に似た斑点(虎斑)があるので虎杖の名がある。サドガラの呼び名で親しまれている。 |
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