ウイキョウ（セリ科）
採取時期及び調製法
六〜九月、熟した果実を集めて、風通しの良い日陰で乾燥する。 | | | 利用方法
芳香性の健胃薬、去痰薬として、乾燥した果実を粉末にし、〇・五〜三㌘を一日数回に分けて水で飲む。また、茴香酒は爽やかな芳香と味の良い薬用酒で食欲増進の作用がある。五十㌘を三十五度のホワイトリカ−一㍑に漬け十日後に濾して冷暗所に保存する。好みに応じて甘味を加えた方がおいしい。
畑に栽培される大型の多年草。スパイスとして利用され、ハーブでいうフェンネルがこれ。茎は直立し葉は互生し細い線状に分裂する。花期は長く六〜九月にかけて黄色の頂上花を次々に咲かせる。果実も随時、熟するため熟したものから採取する。薬草らしい芳香と、よく似た根の形のためにチョウセンニンジンと間違えて植える人がいる。 |
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【あ 行】
