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シソ


シソ(シソ科)

生薬名  : 蘇葉・蘇子(日本薬局方)
薬用部分 : 葉・種子

採取時期及び調製法
葉は六〜九月頃摘み採り、水洗いして半日ほど日干しした後、風通しのよい日陰で干しあげる。種子は十月頃に果実のついた穂を摘み採り紙の上に広げて種子だけを集め陰干しにする。
 
利用方法
①鎮咳、鎮静、鎮痛、健胃、発汗に、乾燥葉六〜十㌘を水二百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日二〜三回に分けて飲む。
②魚による中毒に、乾燥した種子を一回三〜六㌘を水で飲む。
畑に栽培する一年草。名前は紫蘇の音読みで、葉が紫色で色素が多く、香りが爽快で食欲をそそり、人を蘇らせることに由来する。葉が緑色のアオジソもあるが、漢方薬には紫色の紫蘇を発汗、解熱、鎮咳、鎮静、健胃などの目的で用いられる。薬用酒には、口当たりがサッパリして、アクのないアオジソがよろこばれる。


 

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