サンショウ(ミカン科)
生薬名 : 山椒(日本薬局方) | 薬用部分 : 熟した果皮 |
採取時期及び調製法 秋に果実が赤く熟し、果皮が裂けた頃、枝ごと刈り取り、黒い種子と小枝を除き果皮だけを陰干しで乾燥する。 | | 利用方法 芳香性の健胃薬として①果皮五〜八㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて温服する。②果皮百㌘をホワイトリカ−一・八㍑に漬け約二ヶ月後から好みの甘味をつけ杯一杯ずつ飲む。 県内の山地に自生又は庭先などに植えられる落葉低木。枝には対になって付く鋭い刺がある。栽培には刺のほとんど無いアサクラザンショウがよろこばれる。花は四月ごろ新しく伸びた枝先にかたまって咲く。葉や果実には独特の芳香がある。よく似ているものにイヌザンショウがあり県内の山地には、これが多い。イヌザンショウは刺が交互に付き、独特の芳香が無い。薬効が異なるため山椒の代用にはならない。 |
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