サフラン(アヤメ科)
生薬名 : サフラン(日本薬局方) | 薬用部分 : 雌しべ |
採取時期及び調製法 十〜十一月、当日に開花したものの真っ赤な雌しべだけを摘みとり、日陰で乾燥する。 | | 利用方法 風邪に、又、生理痛や生理不順に、乾燥した雌しべ一回〇・五㌘に熱湯を注いで飲む。または、乾燥品十㌘とグラニュー糖二百㌘をホワイトリカー七百二十㍉㍑に漬け込み、二ヶ月後から一回十〜二十㍉㍑を一日一〜二回飲む。 ヨーロッパ南部から小アジアにかけてが原産地の多年草で、県内では薬用および観賞用に栽培される。冬、花の少ない時期に綺麗な紫色の花を咲かせ花後、松葉の様な細長い葉を伸ばす。薬用にする雌しべは、開花に合わせ 毎日少しずつしか摘めないので、大変高価なもの。ベニバナの花を紅花と書き、サフランを番紅花と書く。地中海料理のサフランライスは東洋で言えば薬膳であろう。 |
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