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サイヨウシャジン


サイヨウシャジン(キキョウ科)

生薬名  : 沙参
薬用部分 : 

採取時期及び調製法
十〜十一月、地上部が枯れ始めるころに根を堀り採り、水洗い後、小さく刻んで日干しで乾燥する。
 
利用方法
咳止めや去痰に、また強壮に、乾燥したもの一日量五〜十㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて服用する。苦みやえぐみがあるので、甘味を加えると飲みやすい。
日当たりのよい山野の草原や道端に自生する多年草。葉の形や数はまちまちで二〜五枚輪生し、茎や葉を切ると白い乳液を出す。春の若芽は山菜の王者である。秋には青紫色で釣鐘形の小花を多数つける。サイヨウシャジンは細葉沙参で、中国では輪葉沙参と呼ばれる。図鑑などに載り、よく似たツリガネニンジンは本県には無いようだが根を沙参として同様に用いる。


 

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