シラン(ラン科)
採取時期及び調製法 八〜十月、花が終わった頃球茎を掘りあげ、水洗いして湯通しした後、乾燥する。 | | 利用方法 ①胃カタルに、乾燥品三〜十㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。または、粉末にした物を三回に分けて飲む。 ②あかぎれ、火傷、外傷に、乾燥品を粉末にしてゴマ油や水で練り塗布する 観賞用として庭に植えられる多年草。シランの名の由来は紫色の花が咲く蘭、つまり「紫蘭」から。地下に白い球形をした茎が連なっている偽鱗茎があり、一年ごとに一球ずつ増える。この球茎はやや苦い味がし、皮膚や粘膜を保護する作用があり痛みを止めたり、腫れを治す。五月頃、紫の美しい花を花茎の先に数個つける。白及には収斂性の止血作用があり、漢方では喀血や吐血などの止血に用いる。 |
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