ニシキギ(ニシキギ科)
採取時期及び調製法 樹皮は初夏に剥いで水洗いし日干しで乾燥する。果実は秋、熟した頃に摘んで水洗いし日干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①打撲傷に、樹皮五〜十㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 ②ケジラミに、果実の煎じ液で洗う。 ③トゲ抜きに枝のコルク質の部分を黒焼きにしたものを飯粒に混ぜ患部に塗っておく。 山地の林内に自生する落葉木で、人家の庭にも栽植される。枝にはかたいコルク質の翼があり、中国ではこれを矛に見立てて衛矛の名がついた。秋に綺麗に紅葉し、錦の様に艶やかなので錦木。春に淡緑色の小花をつけ、紅い実がたくさんつく。種子は吐き気や下痢、腹痛をおこすとも言われるので果実の内服はしない方がよい。 |
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