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ヒオウギ


ヒオウギ(アヤメ科)

生薬名  : 射干
薬用部分 : 根茎

採取時期及び調製法
五〜九月頃根茎を堀り上げ、水洗い後、日干しで乾燥する。
 
利用方法
①扁桃腺炎、去痰に、乾燥品五〜十㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。
②でき物に、乾燥品を粉末として患部に塗布する。但し、妊婦に用いてはならない。
多くが観賞用に栽培される多年草。七〜八月に暗紅色の斑点のある橙色の花を数個咲かせる。秋に熟した果実が裂けると光沢のある黒い種子があらわれこれを烏の羽の色に見立て烏羽玉(うばたま)、葉が扇の様に並ぶことからカラスオウギの別名をもつ。ヒオウギは桧扇で、平安の頃の扇が桧の薄板を重ねて作られたことに由来するようだ。


 

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