ボケ(バラ科)
採取時期及び調製法 十月頃、熟した果実を採り、水洗いして輪切りにし陰干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①暑気あたりに、乾燥した果実五〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 ②滋養強壮や疲労回復に、果実酒を作って飲む。完熟する前の果実を採り、輪切りにし、約三倍量のホワイトリカーに漬け好みの甘味を加える。約半年後から飲める。 中国原産の落葉小低木で、観賞用として庭に植えられる。三〜四月頃、真っ赤な五弁花を咲かせ、果実は秋に黄色く熟す。中国名「木瓜」をモケと呼んで和名にしていたのが転化してボケになったと言われる。唐木瓜は、鎮痙、鎮咳、利尿の目的で漢方薬に配剤される。似た物では、雑木林等に枝が地を這うように伸びるクサボケが自生する。果実を同様に用いる。日本の市場ではカリンの果実を(和)木瓜としている。 |
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