ベニバナ(キク科)
生薬名 : 紅花(日本薬局方) | 薬用部分 : 花・種子 |
採取時期及び調製法 花は七月、開花中の花を摘み、萼を除いてほぐし、日陰に広げて乾燥する。種子は秋、穂を摘みとり日干しして種子だけを集め、乾燥する。 | | 利用方法 ①生理不順、生理痛等の婦人病に、乾燥した花一回一㌘くらいに熱湯を注いで、一日二〜三回飲む。 ②動脈硬化の予防に、種子を軽く炒ってすり鉢ですり、ご飯にかけたり和え物に混ぜて毎日少しずつ食べる。 エジプト原産の一年草で、昔、中国、朝鮮を経て日本に伝わったらしい。 そのことから別名を韓呉藍(からくれない)。花の色が黄色から赤色に変わってから摘みとる事から末摘花とも呼ばれ、花の色素から口紅や染料を作っていた。紅は婦人の血行をよくし体調を調える役目もしていた。現在、花よりも種子から食用油(ベニバナ油)をとるのに多くは栽培される。 |
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