ハトムギ(イネ科)
生薬名 : よく苡仁(日本薬局方) | 薬用部分 : 果実又は種子 |
採取時期及び調製法 九〜十月頃、茶褐色に熟した果実だけを順に摘み採り日干しで乾燥する。または、脱穀して種子だけを乾燥させて保存する。 | | 利用方法 ①いぼ取りや肌の荒れ、尿の出が悪いときに、種子十〜三十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②神経痛などの痛みを取るのには、殻の付いたままの果実を同じように用いるとよい。 日当たりのよい畑で栽培される一年草。八〜九月に穂状に数個の花をつけ、秋に果実を結び茶褐色に熟す。この果実は指で簡単に押し潰せる。名前の由来はハトが好んで食べるムギの意からとの説がある。これとよく似たものにジュズダマがある。これは水辺などに自生する多年草で果実は固く指先では潰せない。ジュズダマの根は神経痛などの痛み止めに用いる。 |
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