ハナイカダ(ミズキ科)
生薬名 : 青 莢 葉 | 薬用部分 : 葉、果実つきの葉 |
採取時期及び調製法 夏、繁った葉を摘み採り、水洗いして日干しで乾燥する。果実のついた物は雌株、ついてない物は雄株。どちらでもよい。 | | 利用方法 下痢に、乾燥品一回に約五㌘を水二百㍉㍑で半量になるまで煎じて飲む。 山地の林内や林縁に自生する落葉低木。五〜六月頃、葉の中央に淡緑色の小さな花を咲かせる。この様子を、葉をいかだ、花を船頭に見立てて花筏(はないかだ)と名がついたらしい。雌雄異株で、花の後に雌株には緑色の果実をつけ、黒く熟す。春先の若葉は、昔から汁の実等に使われ、葉をゆでたり蒸したりするとマツタケの香りがするとも言われる。茎を切って細い棒で突くと、中の髄が突き出てくるので、県内ではツッデやツッデノキなどと呼ばれている。昔はこの髄を芯にして油に灯をともすのに使ったらしくオトコジンとも呼ばれた。 |
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