ハナミョウガ(ショウガ科)
採取時期及び調製法 九〜十月、果実が赤く熟した頃に果実を摘み採って陰干しし、赤い果皮を除いて中の灰白色の種子だけを集めて陰干しで乾燥する。 | | 利用方法 芳香性健胃薬として①種子を粉末にしたもの三〜六㌘を一日三回に分けて水で飲む。②伊豆縮砂の三〜五倍量のホワイトリカ−に漬けて約半年後かすを去り、飲む。 県内の山地の林の中に割合よく見られる常緑の多年草。葉に特徴があり表面には毛がなくツルツルし、裏面には軟らかい毛を密生しビロ−ド状の優しい手触りがする。一度触ると他のショウガ科の植物との区別が付く。四月の中頃になると葉のつけ根から紅色の穂状の花をだす。名前の由来は花咲くミョウガから、との説がある。中国産の縮砂の代用に用い、伊豆に産したから伊豆縮砂。 |
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