ヒキオコシ(シソ科)
採取時期及び調製法 秋に地上部を刈り取り、水洗い後、陰干しで乾燥する。 | | 利用方法 苦味健胃薬として消化不良や食欲不振に、乾燥品を小さく刻み約十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。または、葉だけを採って葉脈を除き、軟らかい部分だけを乾燥して粉末にし、一回二㌘をオブラ−ト等に包まず水で飲む。 山地のやや乾いた草地や林の縁に生え、県内の各地に広く自生する多年草。草丈は一㍍位になり、葉を噛むととても苦い。秋に薄紫色の小さな花をまばらにつける。一株庭に植えておくと毎年沢山収穫できる。その昔、弘法大師が山道で倒れた旅人にこれを飲ませたところ、すぐに回復した。病人を引き起こすほどの妙薬というのでヒキオコシ、また、生き長らえさせたと言うので延命草の名前が付いたと言われている。 |
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