ミヤマトベラ(マメ科)
採取時期及び調製法 八〜九月ごろ根を掘り、水洗いして日干しで乾燥する。 | | 利用方法 扁桃炎によるのどの痛みに、一回一〜三㌘を水二百㍉㍑で煎じて飲むか、煎汁でうがいをする。苦いので一回の分量は少なめがよい。 山地の常緑樹の下に見られる常緑小低木でわが国の特産である。葉は深緑色で厚く、三枚ずつつき、葉裏には淡褐色の毛がある。六〜七月、花茎の先に、白い花が房のように集まって咲く。形はマメ科特有の蝶形花。しかし、果実はマメ科らしくないのがミヤマトベラの特徴で、長さ一・五㌢前後の楕円形、表面は初めは緑色だが熟すと紫黒色になる。内に一個の種子を含み、果皮は熟しても裂けない。 |
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