ムクゲ(アオイ科)
採取時期及び調製法 夏、白い花の蕾を摘んで陰干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①胃腸炎、下痢に、乾燥した花六〜十㌘を水四百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②水虫に、樹皮をすり潰してその汁を患部につける。または、樹皮をアルコールに漬け、その液を患部にぬる。 インド原産の落葉低木で、庭や生け垣によくうえられる。夏から秋にかけて白色や紅紫色の花を咲かせる。フヨウの花に似るが、ムクゲの方が小形。薬用に用いるのは白花がよいと言われている。近年、中国でムクゲの樹皮を使った水虫の薬が開発され、評判がよく、観光客の中国土産にしたり、一部輸入もされている。マツ科のイヌカラマツの樹皮や根皮は、木槿皮と同様の効果があることから土槿皮と名付けられた。 |
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