キハダ(ミカン科)
生薬名 : 黄柏(日本薬局方) | 薬用部分 : コルク皮を除いた内皮 |
採取時期及び調製法 七〜八月、太めの幹の樹皮を剥ぎ、外側のコルク皮を除き鮮黄色の内皮だけを日干しで乾燥する。 | | 利用方法 ①胃腸炎、腹痛、下痢、二日酔いに、乾燥した内皮を小さく刻み、ミキサーで粉末にしたもの一回量一㌘を一日三回食後に水または温湯で飲む。或いは、黄柏を小さく刻んだもの一〜三㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②関節炎、腰痛、打撲傷などに、粉末にした黄柏を適量の酢で練り、パスタ状にして患部に厚めに塗り布で押さえる。 山地の林内にまれに自生する雌雄異株の落葉高木。茎葉はミカン科特有の臭いがする。樹皮は灰色で縦に裂け目ができる。夏、雌株の枝先に果実をつけ、秋には黒く熟す。樹皮の内側が黄色いので、黄膚(きはだ)の名がついた。 |
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