アケビ(アケビ科)
生薬名 : 木通(日本薬局方) | 薬用部分 : 蔓になった木質の茎 |
採取時期及び調製法 七〜十月の葉が落ちる前に、親指くらいの太いつるを切りとり、水洗いした後、薄く輪切りにし日干しで十分乾燥する。 | | 利用方法 膀胱炎や腎炎などの消炎利尿や通経に、木通十〜十五㌘を、水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 山野の林内や路傍、やぶ等に自生する落葉つる植物。葉は五枚の小葉からなる。春、淡紫色の花をつける。秋には楕円形の果実が熟して縦に裂け、中から白い果肉と黒い種子がのぞく。熟した果実は甘くて美味しい。果実が裂けて開くところから「開け実」の意味でアケビの名がついた。県内には他に、小葉が三枚のミツバアケビ、又アケビとの雑種で小葉が五枚のゴヨウアケビがありいずれも同様に用いる。トンボと言う別名で親しまれている。ムベは局方では区別しているが民間では同様に用いている。 |
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