オニユリ(ユリ科)
採取時期及び調製法 秋、花が終わった頃に鱗茎を掘りあげ、水洗いして湯通しした後日干しで充分乾燥する。 | | 利用方法 ①咳止め、解熱に、乾燥した鱗茎五〜十㌘を水三百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②打ち身、おできに、生の鱗茎をすりつぶして患部に厚めに塗って布で押さえ湿布する。 平地や山地に自生する多年草。夏、茎の上部に橙色で内面に黒紫色の斑点のある花を数個咲かせる。百合の名は、薬用部分の鱗茎(球根)の鱗片がたくさん重なり合っている様子からついた。似たものにコオニユリがあり、オニユリの葉の付け根には黒紫色のむかごが多数できるがコオニユリには出来ない。どちらも薬用にする。百合は辛夷清肺湯など漢方薬にも配剤され、鱗茎はユリ根と呼んで食用にもする。 |
|
|
|
|
|