オオバコ(オオバコ科)
生薬名 : 車前草、車前子(日本薬局方) | 薬用部分 : 地上部全体・種子 |
採取時期及び調製法 四〜十一月。地上部(車前草)は穂が出ている時ならいつでも刈りとって水洗いし、日干しで乾燥する。種子(車前子)は微小で採集しにくいので民間では使わない。 | | 利用方法 風邪や喘息の咳止め、尿の出が悪くむくんだ時の利尿に、車前草五〜八㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けてその都度温めて飲む(温服)とよい。 山野や道端などいたる所に自生する多年草。葉はすべて根元から葉柄を出す。春から秋にかけて次々と穂をだし、穂の下から上に順に花をつけ、果実になる。名の由来は大きな葉の様子から「大葉子」。また、車のわだちの跡によく生える事から車前草。その種子を車前子と呼ぶ。 車前子は漢方薬に配剤されるが、車前草は専ら民間薬に用いられる。 |
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