オオオナモミ(キク科)
採取時期及び調製法 花の総苞が大きくなって果実を包んでいるもの全体を偽果という。実際は刺のある殻の中に黒い果実が二個入っている。十〜十一月、偽果が緑色から灰褐色に変わった頃摘みとり、陰干しでよく乾燥する。 | | 利用方法 ①風邪の時の解熱鎮痛に、乾燥した偽果十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。②疥癬や湿疹に、生の茎や葉の絞り汁を患部に塗る。 空き地や道端、野原などいたる所に生える北アメリカ原産の一年草。秋に野山ややぶに入ると衣服にくっつき嫌がられる。子供の頃「バカ」と言い合いながら実を投げて遊んだ人も多いはず。元来は、これより少し小形のオナモミが自生していたが、最近はオオオナモミの方が多いようだ。どちらも同様に用いるため、安心して使える。蒼耳とは耳飾りの事。 |
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