ウメ(バラ科)
採取時期及び調製法 五〜六月頃、あおい未熟果を摘みとりワラを燃やしていぶし乾燥する。 | | 利用方法 ①風邪の発熱時や咳が出る時に、烏梅(青梅の薫製)一〜二個を一回分とし、水二百㍉㍑で半量になるまで煎じて飲む。②食欲増進、疲労回復、健康維持に、梅干しにして食べる。または梅酒にして夕食前や寝る前あるいは必要時に一回約三十㍉㍑ずつ飲む。 中国原産の落葉高木。奈良時代に薬用として伝わったといわれる。漢方の古典『傷寒論』や『金匱要略』には回虫駆除、下痢止めなどの薬として烏梅圓がある。『医心方』には「梅は三毒を断つ」とあり、広い効用を説いている。日本に渡り梅干しが出来た。頭が痛いといってはこめかみに梅干しを貼り、トゲ抜きには患部に梅肉を当て、おにぎりには必ずと言っていいほど梅干しを入れる。梅は当に薬食同源。 |
|
|
|
|
|