サルトリイバラ(ユリ科)
採取時期及び調製法 十〜十二月、葉が枯れた頃根茎を掘りあげ、水洗いして日干しで乾燥する。 | | 利用方法 尿の出が悪くむくみがあるときに、乾燥した根茎十〜十五㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。 県内の山野に割によくみられる木性のつる植物。茎はかたくて鋭いとげがある。すばしこいサルでも捕らえられるとの意味でサルトリイバラの名がついたという。葉柄のつけ根に巻きひげがあり、ほかの植物にからみついてのびる。初夏には黄緑色の小花を多数付けるがあまり目立たない。しかし、秋にはまっ赤に熟す球形の果実が目を引く。葉は大きくて物がくっつかないのでまんじゅうや団子を包んで蒸すのに利用された。カカランハと呼ばれ、カカランダゴはこの葉で包んで蒸したなじみの深い団子。 |
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