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セイヨウタンポポ


セイヨウタンポポ(キク科)

生薬名  : 蒲公英
薬用部分 : 全草

採取時期及び調製法
五月頃、開花後に全草を根から掘りあげ、水洗いして日干しで乾燥する。
 
利用方法
①健胃の目的で、乾燥したもの五〜十㌘を水六百㍉㍑で半量になるまで煎じ、一日三回に分けて飲む。
②強壮の目的で、掘りあげた根を細かく刻んで乾燥し、少し焦げる程度に炒ったものをお茶代わりに飲むと良い。
日当たりのよい川の土手や道端に生える多年草。タンポポは早春を代表する花のイメ−ジがあるが、花の色は白色と黄色があり、白色の方は十一月頃から咲く。シロバナタンポポの名で西日本に多いと言われ、本県にも多くみられる。黄色は、ほとんどが外来種のセイヨウタンポポのようだ。薬としては同様に用いる。漢方薬にも配剤され、乳の出を良くする蒲公英湯がよく知られている。


 

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